大都会・東京のど真ん中で生まれ育つも、カブスカウトおよびボーイスカウトの活動を通して、幼少の頃から自然の素晴らしさに触れる。小学生の頃に父の書棚を通して植村直己や新田次郎と出会い、それらの書物の中で幾度となく語られる「アラスカ」 に、いつしか強い憧れを抱くようになった。
日本の大学在学中に始めたスノーボードを介してさらに山 の魅力に取り憑かれ、長年の憧れも相まって卒業後にアラスカ大学フェアバンクス校へ入学する。在学中はウィルダネスな生活を楽しむ傍ら、授業のない週末にはスプリットボードを駆使して氷河をアプローチし登攀・滑降に至るという山行スタイルを築き上げる。
アラスカではデナリ(6,194m)をはじめとするリモートかつ困難な山々に足跡を刻み、日本に帰国後はヒマラヤ6,000~8,000m峰を中心にその情熱を傾けたが、近年は欧米および日本国内とくに北海道において原点回帰のフェアな山旅に価値を見出している。
同時に山岳ガイド・スノーボードガイドとして世界中を飛び回り、ガイディングを通して人々と感動を共有することに喜びを感じる日々を過ごす。現在、通年を通して日本各地の山々をガイドするほか、冬は北海道・北大雪にてTENGU CAT-SKI GUIDESのディレクター兼ヘッドガイド、春にはアラスカのウィルダネスにてヘリスキーガイドとして活動している。